「リネンケーブル編みベスト」
リネン100%
こちらの編み地は、2色の先染糸を撚って一本の糸にして編んであります。
全体に繊細なケーブル編みをほどこし、前立てと裾はリブ編みをアレンジした「一一裏総針り(いちいちうらそうばり)※」という特殊な技法です。
型崩れを防ぐために、編み始めの数段は糸本数を増やすなど、細部にわたるこだわりが安心の羽織りベストです。
※伸縮性のないリブ編みのこと。
お洗濯方法
リネン素材は、毛羽立ちによる光沢感の減少が気になることがあります。擦れに注意してお手入れをおこないましょう。
1.洗い前
まず寸法を計ります。これはあとで形を整える際の目安になるため、つぎのように確認しやすい部位を選んでください。
着丈・・・後中心、衿ぐりから裾まで
身幅・・・後ろ身ごろ袖口底、右脇から左脇まで
![写真:寸法を測ってメモしているところ](https://hibi-komorihousei.com/wp-content/uploads/2016/04/IMG_3627-e1460586792310.jpg)
2.洗い
液温は40℃を限度とし手洗いができます
中性洗剤をご使用ください。
![写真:洗い桶の洗剤液に浸しているところ](https://hibi-komorihousei.com/wp-content/uploads/2016/04/IMG_3629-e1460586773477.jpg)
3.脱水
手絞りのあとタオルドライすることを、おすすめします。
洗濯機の場合は、脱水1分設定で強く回りはじめて10秒以内に止めてください。
水が垂れる状態でも大丈夫です。
4.干す
厚みのあるスーツ用ハンガーにかけて干します。
1で計った寸法を目安にお好みの寸法に伸ばし、整えてください。
![写真:スーツ用ハンガーに形を整えて干している様子](https://hibi-komorihousei.com/wp-content/uploads/2016/04/IMG_3635-e1460586737812.jpg)
5.仕上げ
全体に横方向に優しく伸ばして編み地をリラックスさせます。
前立て、裾のリブ編み部分は、中温のスチームアイロンで整えて仕上げましょう。(軽く伸ばしながら行うのがポイントです)
感想
洗剤液に浸した瞬間 “キュッ” と詰まる感じがありました。また、編み物といえば “平干し” のイメージですが、縮んだ状態で仕上がるため”ハンガー干し” をおすすめします。