自分のための「普段着」と「よそいき」 (後編)

40代手前の私が、「大人のおしゃれ」について研究を進めるこのコラム。
前回の記事では、romiさん日々のお洋服を着てどんな変化があったのかを尋ねました。

今回は、その続きのお話をお届けします。

romiさんは、コンサートに行くときなどの「よそいき」をたくさん用意していますが、なぜなんですか?私は、「よそいき」がなくて、特別な日の洋服といえば礼服ぐらいしか持っていません。

私も以前は、ここまで「よそいき」を持っていなかったです。でも、とある出来事があって意識が変わりました。

女友達と旅行中、夜はホテルでディナーを予定していたときのことです。私は、日中着ていたお洋服そのままで会場に行ったのですが、お友達はちゃんとしたドレス、靴まで履き替えて登場! 「え〜!旅行にわざわざ、別のドレスと靴を持って来てたの!?」とビックリしたんです。

ひゃ〜!それはびっくり。私も、romiさんと同じく、日中の服で行くと思いますね。

でもね、私はそのお友達の在り方を素敵だなぁって思ったの。だって、その時間を思いっきり楽しむために、別の洋服を持って来ているってこと。これが人生を楽しむということなんだなぁって。2〜3時間のためだけの装い・・・それもいいなって思って。それから、意識して非日常を楽しむためのアイテムを用意するようになったの。

なるほど〜〜〜・・・
今まで、「一緒にいる相手のために」「場のために」ファッションを整えるのって、めんどくさいなぁって思っていたのですが、そういう考え方ってすごくいいですね。

人生を楽しむための洋服かぁ・・・。

それで言うと、日々のお洋服は日常と非日常のあいだの洋服! インスタライブのときとか、来客があるとき、お友達とのランチや旅行など、ちょっときちんとしたいときに着ていますよ。

romiさん、日々のお洋服、似合いますもんね。日々の洋服と、日常の洋服の違いってなんだと思いますか?

日常的に着ている洋服は、ユニクロや無印で買うゆったりしたワンピースがほとんど。気になる体型をすっぽり隠してくれるし、何も考えずに着られる。ラクチンさで選んでいました。
一方、日々の洋服は「何も考えずに着られる」っていうのは一緒なんだけど、まわりの評価が違うのよねぇ〜。着ていると、「素敵!」って言われることが多くて。

まわりの評価が変わったってことですね。それはなぜなんだろう・・・。

自分では気づかなかったんだけど、日々の洋服は仕立てというかシルエットが違うんですよね。それはアイロン掛けをしている時に気がつきました。ほかの洋服と、つくりが違う。肩の線が絶妙に丸くなっていたり、スカート部分のフレアーの形がきれいなんです。体型の変化に合わせて、今の体型をむしろ生かすようにつくられたお洋服なんだってことに気付かされました。

なるほど〜〜〜! 小森さん、大人の体を研究し尽くしてますもんね。大人のラインがきれいに出るよう、シルエットデザインを工夫しているんですね。

あと、小森さんに教えてもらったんだけど、「襟を抜く」テクニック! 襟をきちんと折る着方だけではなく、ちょっと後ろに倒すことで雰囲気が出るんだ〜とか、たくさんの気づきがありました。ちょっとしたことだけど、ぜんぜん違う印象を与えるからすごいですね。

同じお洋服で違う表情をつくることもできる・・・これこそ、大人のファッションの楽しみ方なのかもしれませんね!

いくつになってもオシャレと思われたいから。体型を隠すだけではなく、「素敵」と言われる、人から評価される洋服がいいなって思うの。

日常も非日常も。その間も。それぞれに合ったオシャレを楽しむことができたらいいですよね。

なるほど・・! 正直、大人のおしゃれって、ちょっとメンドクサイ・・・って思っていたのですが、romiさんのお話を聞いて「人生を楽しむため」の洋服っていいな!って思えるようになりました。ありがとうございます。

今のところ、私のワードローブは、日常〜非日常、どれも一緒です。でも、romiさんみたいに、非日常のお洋服を楽しむのもいいなぁって思いました。(ただ、私ならレンタルかなぁ!)

日常と非日常のお洋服、そろそろアップデートしてみてもいいのかもしれません。

“ちょうといい”大人のおしゃれは、毎月、10日・20日ごろにお届けします。次の更新をお楽しみに!

PS
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