非日常を生きる人の日常服

40代手前の私が大人のオシャレについて学ぶコラム。
今月は、日々さんと長年お付き合いのある奈良県のお店「満布」の今来朋子さんにインタビューをさせていただきました。

「バティック」など海外の染め布や、作家の一点ものなど、さまざまな布を愛でることができるお店です。
そこに、日々のお洋服も置いてあります。

「満布(まんぷ)」って不思議なお名前ですね。どんな由来があるのですか?

前オーナーが、とっても布が好きで。布にいっぱい囲まれたい想いから、彼女が名付けました。        

お店、ウェブサイトで拝見しましたが、手仕事のお洋服がたくさんで素敵ですね〜。空間も、ナチュラルな木の素材の吹き抜けで・・・気持ちよさそうです。

今来さんは、毎日素敵なお洋服に囲まれてお仕事をされているわけですが、普段からお店で取り扱っているようなお洋服を着ていらっしゃるんですか?

いえ。お店で取り扱っているお洋服は、お店にいる時やパーティーなどで着ることが多いです。通勤の時は、汚れてもいい格好をしていますし、家でも別の服を着ています。

なるほど。今来さんにとって、お店で取り扱っているお洋服は 特別な衣装のようなものなのですね。ちなみに取り扱っているお洋服は、どのようなものでしょうか。

織りや染めにこだわった布で作られているものや、作家さんの品も多いです。

なるほど〜作家的なお洋服なんですね。ちなみに今来さんは、
昔からこういった手のこんだ布で仕立てたお洋服が好きだったんでしょうか?

若い頃はジーンズをよく履いていました。でも、最近はぜんぜん履かなくなりました。でかける場所に合わないと感じてしまうんです。年齢的なこともあり、ある程度きちんとした服で出かけたいと思うようになりました。

日々のお洋服を購入されているお客様は、どういった方が多いですか?職業とか、普段の暮らしぶりとか・・・。

いろんな方がいらっしゃいますが、常連のお客様で顔がすぐに思い浮かんだのは、フラワーアレンジメントの先生や、日常的に着物を着てらっしゃる方とかです。

「シンプルで上質なのに動きやすいから、普段着にしている」という声を聞きました。

なるほど・・・!今来さん同様、満布のお客様はお仕事が少し特殊な方が多いのかもしれないですね。

日常が非日常なのかも・・・。

そういう人にとって、日々のお洋服は少しリラックスしたシーンに登場するってことですかね。

そうかもしれないですね。私も、日々さんのお洋服は映画に行くときなど、きれいに見せたいけれどゆっくりしたいシーンで愛用しています。

満布さんで取り扱っているお洋服は、とっても凝ったつくりのものが多そうですが、金額はどのぐらいしますか?

少しお値段のするワンピースだと5〜6万円ぐらいでしょうか。

織りや染めを施してのその金額は、とっても良心的な気がします。でも、それを高いという人もいらっしゃるだろうし、価値観はさまざまですよね。

日々のお洋服を購入される方は、どんな想いで購入されているのでしょうか?

「ずっとこういうお洋服を探していたの」と言ってすぐに買われるかたもいますし、しばらく悩まれてから買う方もいます。

日々のお洋服はつくりがしっかりしているので、「日常服もきちんと質のよいものを選びたい」と思っている方が購入される印象です。

満布さんのお客様は、ご自身の感性をお仕事にされているような方が多いようなので、お洋服でご自身を表現したい気持ちがあるのかもしれないですね。 

日々のお洋服が、そんな方々の日常にお邪魔できているのは嬉しいことですね!

今回のインタビューで感じたのは、価値観の違いでした。

誰かの日常は、誰かの非日常。
逆に、誰かの非日常は、誰かの日常ということもあり得るのです。

洋服にかけるお金も、人それぞれ。

人生において、どのぐらいお洋服に価値を置いているかで全然違うんだなぁ。。。

満布さんは、特別な日の服や質の高い日常服が見つかる
今では手に入りにくい上質なコレクションをみせていただくことができる貴重なお店
奈良にでかけたら、ぜひ遊びにいってみてくださいね。

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